禁煙とVape4 ~ニコチンについて2 ニコチン入りの商品を購入する~

こればかりは手探りです……

自分が何を買うか決められると思っていた方には申し訳ない。

 

筆者もググりました。日本語サイトだけではよく分からずに海外のサイトや論文にまでザッピングしました。アメリカのVape界隈で有名どころと思しきYoutuber動画も延々と見ました。そして分かったことが「禁煙とVape3」で書いた内容です。

 

やってみよう。それだけです。

 

ニコチンベース液を購入する

まず、ニコチンフリーベースを購入します。

※ニコチンについては全て自己責任でお願いします。事前に良く調べ、理解を深めてください。ニコチンベース液は濃度によっては劇薬です。経皮(肌)からも吸収しますので、こぼしたりすると危険です。十分に注意して、混合の際には作業場所をきれいに片づけ、使い捨ての手袋を使って行いましょう。

 

POD利用の方はニコチンソルトベースの方が向いているといわれていますが、本人が満足できればいいので、必ずニコチンソルトを買わなければいけないというわけではありません。

 

基本的にはニコチンの入っていないリキッド(例えば国産の電子タバコ用リキッド)や自作リキッドにニコチンフリーベースを混ぜて使います。

 

各国から様々な種類のニコチンフリーベースが販売されていますが、英語に不安がある人は中国の日本向けサイトで購入してみてください。閲覧~支払いから問い合わせまですべて日本語に対応しており、クレジットカードとPayPalが使え、安価で特に問題もありません。とりあえず日本人ユーザーが多そうなサイトをひとつ紹介したいと思います。

 

www.hiliq.com

 

商品カテゴリーのタグから→DIY→ニコチンベース液を選びます。

ニコチンソルトベースが欲しい人は商品カテゴリーのタグから→ニコチンソルト系→ニコチンソルトベース液を選びます。

 

ニコチンフリーベースのページに行くと、様々な濃度のニコチンと「PG」「VG」の割合を選べと指定される場合がほとんどです。「PG」「VG」についてはリキッド、および自作リキッドで詳細を書きます。

特にPGにアレルギーがなければ、ニコチンベースはPG100%でニコチン濃度が一番高いものを買うのが後々面倒が少ないです。だいたい「100mg(10%)」と表示されているものが最高濃度であるサイトがほとんどです。これはPG1000mg(1ml)に100mgのニコチンが含まれていますという表示です。

高濃度のニコチンは経皮(肌)からも吸収してしまいますので、取り扱いに注意が必要です。取り扱いに不安がある人は低い数値のニコチンフリーベースから始めてみるのがいいでしょう。

また、ニコチンは酸素に非常に弱く、半年ほどしか持ちませんので、張り切って大量に買う必要はありません。送料と商品の兼ね合いを見て、他のできあいのe juiceなどを一緒に買うといいでしょう。

 

ニコチンソルトはニコチンフリーベースよりも安定しており、酸化しにくいといわれています。PODで運用する予定の人は、こちらを買ってもいいでしょう。高WのMODで焚くのは危険と言われていますが、BOX型MODでもアトマイザーを替えて10W程度で運用する予定であれば、十分選択肢に入ります。

こちらも「PG100%」濃度はニコチンフリーベースよりも濃い展開で売られているところが多いので、自分のお好みの濃度を購入してください。ただし高濃度の商品については特に取り扱いに注意してください。

 

一度に買えるニコチン入りリキッドの量は、一回のパッケージにつき120mlまでです。試しに100mg/mlのニコチンベース液を30mlボトルで購入した場合、残り合計90mlのe juiceを購入する余裕があります。HiLiQの場合、ニコチンベース液30mlをカートに入れた後、10mlのニコチン入りリキッドなら9本、30mlのリキッドならば3本買う余裕があります。

これを超えると税関で破棄されることもありますので、じゅうぶんに注意してください。業者の手元を離れた商品は、通関時にはあなたの責任下にあります。基本的に輸入したいものに問題があるときは電話がかかってきます。捨てますよという電話です。抵抗はできません。電話に出ない場合ははがきが送られてくることもあります。これも捨てますよというだけですので、交渉は不可能です。ただし税関が内容についての確認を会話で行いたいという場合には(インボイスで内容が判断できない場合など)、きちんと説明すればそのまま送られてくることもあります。

 

ニコチン量が調整された味付きリキッドを購入する

ニコチン入りのe juice、e liquid、ニコチン入りリキッドを購入すると、ニコチンフリーベースやニコチンソルトベースを購入して混合するよりも簡単に利用できます。キャップを開けて、アトマイザーに注ぎ、吸ってみる……これだけで完結します。こちらも海外からしか購入できません。

 

はじめはニコチンベース液を買うついでに同じサイトで味付きの商品を買ってみることをお勧めします。

HiLIQ - Vapeリキッド、ニコチンリキッド、ニコチン卸売り Vapeリキッド卸売り

 上部のメニューに売れ筋ランキングがあります。手っ取り早く人気があるリキッドが分かりますので、ここから選ぶのも一つです。もちろんじっくり一つ一つの商品を見て回ることも楽しいし、それが自分のお気に入りになるかもしれません。

注意する点は、商品説明を読んでみて、メンソールが入っているのか、甘みが強いのか弱いのかを特にチェックしておくことです。メンソールが嫌いな人にとってはICE系は致命傷です。甘みが強いものが苦手な人も詳細にわたって書かれてはいませんが、少しは参考になると思います。基本的にフルーツ系は甘いです。また、タバコ系のリキッドでも甘いものがありますのでチェックをしてください。

 

ニコチン入りのリキッドには味と香りがついています。霧(ミスト)に味がつくのかと不思議に思ったものですが、思った以上に乗ってきます。特に甘味とメンソールは強く感じます。

自分の好みの味を探してみてください。単純にグレープフルーツジュースが好きであれば、グレープフルーツ味を、とにかくメンソール!というかたはメンソールを、お菓子やお茶の風味を楽しみたければそれ系を、とにかく自分が興味を持ったものを買ってみてください。好みは吸ってみるまでわかりません。おいしいかどうか食べてみるまでわからないのと同じです。行列ができるレストランやラーメン屋でも、自分には全く合わないこともあります。そのようなつもりでレビューや人気ランキングを参考にしてみるのもいいでしょう。

ここで注意すべきことは「タバコ味」と書いてあっても絶対にタバコの味はしないということです。あくまでも「風味」であり、ここにこだわると躓いてしまいます。たばこ風味はタバコの灰皿の香りから葉っぱ……草の香りにナッツかスパイスが少々効いているものがほとんどです。あとはそれらに甘みがあるかないかで分類されていますので、商品の説明をよく読んでください。

繰り返しになりますが、本当の紙巻きたばこと同じような味のものはありませんのでご注意ください。

 

ニコチンの濃度について詳しくは「禁煙とVape3」を参照してください。

 

zakvape.hatenadiary.com

 

とにかく液体ニコチンなんか怖いというかたは0mgでいいと思います。もしかしたらニコチン依存がそれほど高くなく、癖として何かを吸ったり吐いたりしたいだけかもしれないからです。とりあえず低ニコチンからはじめたいという人は3mg、とにかくヘビースモーカーだからガツンと来るものが欲しいのであれば12mg~24mgを選ぶといいかと思います。ただしかなり喉に来ますので、むせて吸えないということもあります。もしも迷ったなら、6mgと24mgを買っておけば混ぜて使うこともできます。

 

ニコチンソルトは市販のジュースでは、30mgと50mgのものがほとんどです。仕方がないのでどちらか選んでください。PODで吸う場合は、これでむせるということはほとんどないと思います。ただし、一度にひと口だけ吸ったら(一回パフったら)ニコチンの濃度が高くておなかいっぱいになった……なんてこともありえます。もちろんPODを利用する予定の人でも0mgのリキッドやフリーベースニコチンの3mgのジュースだって使えます。とりあえずワクワクしながら吸ってみてください。

また、濃いめのソルトをPODで運用するという方法は、職場などでの「ちょっと一口」に向いています。たばこのにおいは一切しませんし、消防法にも引っかかりませんので、階段の影やビルの脇でスッとひと口だけニコチンを入れて何事もなく戻ることもできます。ただし電子タバコも紙巻きたばこに準じるとする指定している地域もありますので、地方自治体の条例を確認してください。

 

ニコチン液やPGVG混合液を買いそろえれば、あとで薄くも濃くもできますので、あまり心配しなくても大丈夫です。ただし「おいしくなかった」ものだけはどうしようもありません。味の冒険は初回はほどほどにしておいた方がいいかもしれません。

 

 

さらに乱暴に無味無臭でもよいという方は、アマゾンなどでPGVGの混合液を購入し、それにニコチンフリーベースを添加するだけで充分に吸えます。ただしVGは素材そのものに甘みがあり、ニコチンも完全に無味無臭というわけではありませんので原料臭と甘い味がわずかにします。