リキッドを自作する ~なめらかWホワイト 桃葡萄~
何となくおいしいものができたので紹介です。
白ブドウと白桃……白くて香りが上品なフルーツふたつを使って作ってみました。
写真がうまくないですね……
Vandy Vape Pulse 80W Box Mod Resin Standard VersionにWotofo Recurve RDA Atomizerをセット。0.26Ω、40Wで吸うことを前提にリキッドを作りました。
筆者の場合、有名レシピもの以外は、セッティング(どのアトマイザーを使うか)を決めてから作り始めます。
目指したのはマスカット系でさわやかな甘みのある、なめらかなフレッシュフルーツリキッドです。ジューシーさを出したいのでメンソール系は入れません。
PODで吸うには絶対に物足りない味にしかならないでしょうから、せめてDLのアトマイザーを使ってください。また、コットンがきっちり巻いてあるコイルヘッドを使うサブオームタンクなどでは、味が抜ける可能性があります。
プルームテックのリキッドの詰め替え用などには特に向かないと思います(香りが全く出なくて、変な化学臭のする甘い汁になるでしょう)。
6% FW White grape
2% FA White peach
1% FA Lemon sicily
0.5% Capella Super Sweet
まず、10gのPGVGを使って、香料を入れ終えたときになんとなく10mlになる当たりを狙ってみました。
まずFWのWhite grapeを5%から始めました。吸ってみると、かなり強めにホワイトグレープを感じます。これ以上入れると酒っぽいえぐみが出そうで、慌ててここで止めました。
次になめらかさを出すために、FAのWhite Peachを入れました。むしろFAのWhite peachの味が好きで好きで、これをほんのちょっと足して風味をつけることを前提に作り始めた面もあります。非常に生っぽい汁感たっぷりの白桃という感じです。FAのWhite peachは他では代用できません。2%入れて吸ってみたところ、いきなりホワイトグレープがかなり隠れてしまうという事故が……
まずいと思い、ホワイトグレープを1%足し、計6%に。この時点でフレーバー率はたった8%なのに、かなり濃い味になりました。ホワイトグレープ4%にホワイトピーチ1%でもよかったか……と迷いましたが、これにもう一種類さっぱりさせるためにシトラス系のレモンかライムを入れる予定だったので、このままいくことにしました。
ここで、リキッド全体の甘みを決めます。カペラのスーパースイートを0.5%足しましたが、今一つだったので、1%に増やしました。はい、失敗確定です。ゲロ甘です。少量でテストするとこういったことが良く起こります。攪拌不足だったり、スケールがうまく誤差を拾えなかったりという原因がほとんどです。
仕切り直して……
ここまでで全体的にのっぺりとした甘さだけでさわやかさが足りませんので、レモンを足します。FAのLemon Sicilyを入れましたが、これはTFAのレモンなどでもいいかもしれません。ただ、FAのLemon Sicilyは唐揚げの横に添えてあるレモンを絞った時に散った飛沫のような生っぽい香りがあるので、これを使いました。FAのフルーツ系フレーバーはこういったナチュラルな香りがするものが多い感じがします。0.5%で物足りなかったので、1%まで増やしました。レモンを増やすと同時に、ホワイトグレープが表面に出てきました。
メインのフレーバーを決めていても、さっぱりさせたい、もう一つ何か足りないというときに、他のフレーバーを足すわけですが、この「もう一種類」が全体のバランスに大きく影響を及ぼします。ですから、少し物足りないベースにバランスをとるフレーバーを入れるといいと思います。初めにがちがちに出来上がりの濃い味を設定してしまうと、隠し味も甘味料も作用しないおいしくないリキッドになってしまいます。
おいしいw (きわめて主観的感想)
これでフレーバー率9.5%という、割合低フレーバー率のリキッドができました。DLでズゴーっと吸っても嫌味や尖りがない、非常にチェーンしやすい滑らかな感じのリキッドになりました。
良かったらお試しください。