ニコチン濃度 ~2種類の濃さのリキッドを作って運用する~

リキッドにニコチンを入れる場合、自分で適当な濃さを探すしかありません。これは前述したとおりです。しかし、海外のリキッド自作者が多く運用している方法があります。

 

ニコチン濃度が違う2種類以上のリキッドを自作する

ひとつはADV(All Day Vaping~一日中吸うもの~)を1㎎/mlで作り、ニコチンの刺激が欲しいときに3㎎/mlや6㎎/ml、もしくは12㎎/mlといった濃いめのリキッドをもう一つ作っておき、濃い方を少し吸うという方法です。

ADV用に自分が一番心地よいと思う味のものを作り、ニコチン補給用にクリーミーで濃厚な味のものを用意しておくというのも良い方法でしょう。ニコチンの濃度だけでなく、味わいにも濃さを出すことで満足感が増すかもしれません。

また、すごくおいしいのに味が濃すぎて(単純にフレーバーが多いのではなく、味の層が多い)、ずっと吸っているには疲れてしまう味のリキッドもあります。こういったタイプのリキッドにニコチンを多めに入れておくのも一案です。

 

アトマイザーを変える

アトマイザーを交換してMODの出力を買えるという方法もあります。

リキッドはそもそもどのくらいの抵抗や出力で吸うかによって香りの出方が違います。DLで大量のミストを発生させるときにはニコチン濃度が低いリキッドでもミストの量に比例してミストに含まれるニコチンの量が増えるため、満足感を得やすくなります。また、このようにたくさんミストが出るように設定したものでニコチンが多めのリキッドを吸うと、具合が悪くなることもあります。

逆にPODやMTLなど、高抵抗で少しだけのミストを発生させる場合にはニコチン濃度を少々濃いめに作っておかないと、ひと口で得られるニコチン量が少ないため、満足感が低くなったりします。

どのくらいの出力でどういう焚き方をするかによってもニコチン濃度を調節するとよいでしょう。

 

筆者の感想

筆者は濃さの違うリキッドを準備することと、DL用とMTL用のアトマイザーの両方を準備することの両方を行っています。紙巻きの節煙および禁煙目的(単純に節約)ですので、Vapeだけで満足できるようにいくつかのMOD……というかアトマイザーを準備しています。

これはニコチンの濃さだけではなく、リキッドの味(高温で焚いてDLで吸う方が味が出るもの、低温でMTLでゆっくり焚いた方がおいしいものがある)によっても変えています。

出力を上げて吸った方がおいしいリキッド、低めで吸った方がおいしいリキッドなどは、レシピサイトに開発者の意図が書かれていたり、フォーラムで話し合われたりしていますので、そちらも参考にしてください。