Vapeリキッドを自作する7 ~Ejuice(リキッド)を作る~
香料が届いたら、実際に作りましょう。
準備
・道具をそろえる
・PGとVG、ニコチンを準備する
・レシピを確認する
・香料の準備
道具について
・スケール(デジタルスケール)
おそらくこれが最安値です。0.01gまで量れることになっています。実際にはそこまでの精密性は期待できないかもしれませんが、リキッド作成には0.1gまで量ることができれば十分です。香料とPGVGを量ります。
・シリンジ
10回程度使うとメモリがかすれて消えてしまい、ダメになってしまいます。ある程度数がある方が便利ですので、100均よりアマゾンなどで10本入りのものなどを購入した方がお得です。因みにこれはニコチンを測るためだけに使いますので、ニコチンを入れない方は必要ありません。
・ゴム手袋
ニコチンを入れるかたは準備してください。ニコチンは経皮からも吸収しますので、うっかり手についてしまったときなどにニコチン中毒を起こす恐れがあります。
・ユニコーンボトル
リキッドを作る際、および出来上がったリキッドを保存するために使います。30mlのものと60mlのものがあればよいでしょう。10ml~15mlは自作する際には意外と向きません。ただし新しいレシピを試す際には15mlサイズのボトルもぎりぎり選択肢に入ります。
作業場を整える
1.机の上を片付けましょう
机の上に余分なものがあると作業しにくいだけではなく、リキッドの材料ー特にニコチンーをこぼしたときに二次被害が発生します。机の上には必要なもの以外を置かず、脇にはキッチンペーパーとティッシュペーパーを準備しておきましょう。
2.レシピサイトを開いておく
レシピサイトを開いておきましょう。何度も確認が必要です。
もしくはジュース作成アプリがあれば、そちらを開いておきます。
紫で囲んだg数を確認しながら計量混合をしていくことになります。
3.材料を並べておく
必要な香料をカゴや棚からその都度出す……これは簡単そうで意外と大変です。レシピサイトを見ながら、入れる順番に香料を並べておきます。レシピサイトで使う香料の数と机の上にある香料の数も確認してください。特に2種類以上のリキッドを同時に作るときは、ごちゃごちゃにならないように、きちんと一列に並べ、数と香料の種類があっているか確認しておきましょう。
当たり前のことのように思えますが、はじめは意外と間違いの原因になったり作業が止まったりするものです。作業効率の面からも、安全の面からも、ニコチン~香料~PG~VG~と並べておくことは大切です。
作業開始
まずはレシピサイト、もしくはジュースメーカー(DLアプリ)で材料の重量の確認をします。
ここからはとても単純です。
1.ユニコーンボトルをデジタルスケールの上に置いて、電源をONにする。
風袋計量ができができますので、ボトルをのせてからONにすれば、スケールは0.00gを指しているはずです。
2.ニコチンを計量する。
ニコチンをシリンジで吸い上げ、規定mlを直接ユニコーンボトルに注ぎます。多少の誤差はありますが、ニコチンは扱いによっては危険ですから、念のためにmlとgの両方で確認してください。
3.TAREボタンを押して、メモリを0.00gにリセットします。
一番目の香料を規定g数入れます。だいたい4~7滴ほどで0.10mgになりますので、ターゲット重量が近くなったらある程度慎重に足してください。ただしあまり慎重になりすぎてそっと滴下するとスケールが反応しなかったりしますので、道具との相性を見極めながら行ってください。
一番目の香料の計量が終わったら、再びTAREボタンを押してスケールを0.00gにリセットし、二番目の香料を規定g滴下します。これを繰り返して、レシピ通り香料をすべて入れます。
4.PGを入れる
レシピ通りのPGを入れてください。MAXVGで作る場合にはこの過程は飛ばします。PGまで入れ終わったら、ニコチンと香料とPGの粘度はほぼ同じですので、軽くボトルを揺すって中身をなじませる程度に混ぜ合わせます。
5.VGを入れる
これもレシピ通りの重量に入れてください。VGは水よりも比重が大きいので、ml数字よりg数字の方が大きくなります。
6.中栓とキャップを閉めて良く振ります。
VGは粘度が高く、非常に混ざりにくい状態にあります。二分間ほど良く振ってください。ボトルの液体が白っぽくなるくらいまで攪拌してOKです。
7.吸う
Shake&Vape(その名の通り振って吸う)タイプのものはスティープせずに、よく混ぜ合わせたらすぐに吸うことができます。
7.スティープ
スティープが必要なものはスティープします。一日に2回程度、冬場はVGが固くなりますので、少し温めてからよく振ります。
※実際にデジタルスケールを使ったミキシングをしている動画があります。12分あたりからデジタルスケールを使って香料を入れていく過程が始まりますので、文字だけではイメージがわかない人は、この動画を見てみてください。