Vapeリキッドを自作する5 ~香料について 香料を購入する1~

※当サイトでは個人輸入に関するトラブルも含め、紹介したあらゆる商品とそれらの商品の使用について一切責任は負いかねます。不安がある場合やトラブルがあった場合には、製造元や販売店に直接お問い合わせください。また、法律は逐次変更されることもあります。輸入時には自分で該当する法律を確認して行ってください。

 

実際にリキッドに混ぜる香料を購入します。

もちろんフレーバーに限ればどこででも買えます。楽天でもAmazonでもT&Mでも……国内の通販ということも可能です。

ニコチンと一緒に買うならHiLiQも選択肢に入りますし、グーグル検索すればいくらでも出てきます。

HiLiQ

 

ただし、国内で海外のレシピサイトから引っ張ってきた材料をそろえることはなかなか困難です。特に海外の有名リキッドメーカーのクローンの材料などは日本で揃えることは非常に難しいでしょう。そもそも日本で販売されているフレーバーはVapeで使われることを前提としていません。海外のフレーバーメーカーも昔はそうでしたが、最近はVapeで楽しむことを前提に開発されたものや、Vapeで使われることを前提として、もともとあるフレーバーの内容物を変更して熱して吸うにときに有害とされる物質が発生しにくい「バージョン2」などを発売しています。

そういった経緯から海外通販をお勧めします。送料や単価を考慮した場合、輸入元は主にイギリスとアメリカのお店になるでしょう。

 

お店を決めよう

ハッキリとおすすめはあります。

・有名レシピ開発者が使っている香料がだいたいそろっている(品揃えが豊富)

・日本までの送料が安い

・単価が安い

これらを総合して考えます。

 

一つ目はChefs flavorsです。

イギリスのシェフズフレーバーという販売店です。

価格はイギリスポンドです。ポンド相場は暴れ馬と呼ばれ、相場は1ポンド140円~180円程度で大荒れしますので、購入する際には為替相場もチェックしましょう。場合によってはドル建てのアメリカの会社から買った方が安くなったりします。

 

このサイトは5本程度であれば、4.2ポンドで送ってくれます。10本前後で6ポンド程度、あとは小型国際小包の限界(確か1.5kgか2㎏くらい)まで12ポンドちょっとで送ってくれます。ロイヤルメール(イギリスの日本郵便みたいなもの)のプライス表の価格から3ポンドくらい割り引いてくださっているようです。50本くらい買っても送料は2000円程度。国内では送料無料などを売りにしていますが、必要な香料が一気に買えるとなると、送料の違いは国内での宅配便などと比べても微々たるものです。

 

実際に買い物をしよう

※海外通販経験者など手馴れている方はアカウント設定の方法などについては全て飛ばしてください。

まずTOPページに行ってみましょう

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アカウント登録をする 

このような画面が出てきますので、まず会員登録をします。右上端の人のマーク(赤矢印で示している部分)をクリックします。

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このような画面が出てきますので、赤い矢印部分のCreate accountを押します。

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次の画面で個人情報を登録します。必須事項は入力しないと送料の見積もりができませんので、きちんと入れましょう。この場合、購入を前提としていますので、すべて正しく入力します。名前や郵便番号の入力で迷うことはないと思いますので、住所と電話番号の書き方について説明します。

 

※住所の書き方

住所の書き方で戸惑う人がいるかもしれません。アメリカであれば

R#111-11 2th av. aaa street,

BBB city, CCC, California

など、学校で住所の書き方はこうなりますよ!!などと習った方もいらっしゃるかもしれません。しかし荷物は日本へ届きます。このことを考慮して記入します。

まず郵便番号が正しければほぼ確実に地域までは届きますので、あまり心配は必要ありません。

住所Line1

ここに一番細かい情報を書きましょう。住所Line2は使う必要はありません。

一戸建てにお住まいの方

AAA-ku, BBB-machi, CCC, DDD 111-222

集合住宅にお住まいの方

AAA-ku, BBB-machi, CCC, DDD-apartment R#333-444

AAA区(など)、BBB町(など)、CCC(地域名など)、DDDアパート(もしくはマンション名など)「R#」はルームナンバーとなります。一戸建てでCCCのあとがそのまま番地になる方は、普通に日本で表記されている通り、111-2222など続けて書けば大丈夫です。

集合住宅の場合はお店側を心配させないためにもR#を入れておきましょう。もちろん日本郵便の方は手馴れているので間違えることはありません。

Suburb/City

市町村名ですね。しかしここに市町村まで書いてしまうと、自動見積もりがうまく働かなかったりします。AdressLine1にすべて記入していますので、ここはお住いの「市」(県の下にいきなり町村が来る人は、その町村名を書きます。Line1の住所とダブリが出ても問題ありません)だけを書きましょう。

 State/Province

都道府県名です。普通に「Tokyo to」「Akita ken」などと書いてしまって問題ありません。

Phone Number

電話番号は日本の国際番号「+81」を頭につけ、自分の電話番号の一番最初の0を省略して続けます。

例を出しましょう。自分の電話番号が、090-1111-2222だったとします。

記入するべき電話番号は「+819011112222」です。

 

全てに記入が終わったら、登録します。赤ピンで示しているCreate Accountを押してください。

 

買い物を開始します。アカウント登録をしておけば、カートの中身は保持されますので、お気に入りのレシピを見つけるたびにカートにそのレシピで使う香料を放り込んでおき、あとでまとめて注文することもできますので便利ですね。

 

香料を選ぶ

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 青矢印の部分にカーソルを合わせると、フレーバーカンパニーの名前が出てきます。海外のレシピサイトで特に有名で安価のものを扱うは赤線を引いています。少々値段が高めで使っている人が高度なスキルを持っている場合が多い香料を扱う会社には黄線を引いています。目安として印をつけているだけですので、その他自分が作りたいレシピに沿って会社→商品と探してください。ただし時折取り扱いがないものもあります。そういった場合は別の販売店で探すしかありません。

とりあえずは、フレーバーサイトで見かけるTFAやFAなどはここに表示されている会社名を表していますので、それぞれのタブを開いて選んでください。

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TFAのページを開いてみました。山のようにありますね。どれもおいしそうに見えます。そして衝動的にあれもこれも、「キウイが死ぬほど好きだ!」と思って作成する予定のレシピにないものに寄り道しそうになったり、こっちも混ぜたらおいしく吸えるんじゃないか!?という誘惑にかられますが、待ってください。

一番マズイ買い方は、香料は手元に100種類もあるのに、レシピサイトの人気レシピが一つも作れない状態に陥ることです。そしてたいていの凡人はそれらの香料を適当に混ぜてもおいしいリキッドにはなりません。一部の天才はそれで成功してひと財産築いた人もいますが。もう一度しっかりとレシピサイトを確認してください。そして確実に作れそうなものを選択します。

もしもあなたがappleを使うレシピを選んでおり、どうせappleを買うならばほかにapple香料を使って作れるレシピをあと2~3種類選んでおきたいなという誘惑にかられたならば、それらも作れるようにレシピサイトにてappleで検索し、人気順に並べ変え、内容を見て自分が作れそうなもの、予算内に収まりそうなものを選びます。そうしてカートに追加しましょう。必ず際限なく注文したくなります。面倒でもレシピサイトと香料販売店のサイトを往復し、足りないものがないか、無駄にならないかをよく確認しましょう。

 

さて、ブランド一覧からの香料の選び方ですが、画像の上にマウスカーソルを合わせると、上の画像のように目玉のようなイラストのアイコンと→のアイコンが出てきます。青い矢印で示している目玉のアイコンをクリックしてください。

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そうすると、このような画面がポップアップします。自分が欲しい容量、例えば10mlを選んでADD CARTボタンをクリックすると、カートに追加されます。このポップアップウィンドウは右端の×ボタンで閉じることができますので、いちいち一覧とカートを往復しなくて済みます。

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カートの中身を確認しましょう。このサイトはワンクリックでカートへは飛べないので少し不便です。はじめに右上の赤丸で囲んだカートボタンを押すと、上の図のようにカートの中身の一覧が右端に表示されます。そこから青い印をつけたViewCartをクリックしてカートへ行きます。

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※ここで数量や容量の確認を行ってください。意外と間違って同じものを二つ注文していたりするものです。自分の作ったリストと見比べて、買い忘れがないか、数量があっているか、ml数があっているかをきちんと確認しましょう。

 

清算をする

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海外通販で気になるのはやはり送料ですね。

アカウントを作成する際に、住所を登録しました。ですから送料の見積もりはカートで簡単に行うことができます。下の方へ行き、Shippingの部分にあるAddInfoをクリックしてください。

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このようにすでにあなたの住所が反映された状態で送料が表示されます(筆者の住所は黄色で塗りつぶしています)。黄色で示したEstemateShippingをクリックすると、選択肢が二つ表示されます。上は追跡番号なしの廉価版、下はトラッキングナンバーが付き、受け取りの際にサインが必要な発送方法です。極端に神経質な方でなければ安い方を選んでも問題はないでしょう。今回、適当に19本の香料(一部30ml)を放り込んでみましたが、送料は4.17ポンド(日本円で600円程度)です。上のOutside EU standardを選んでみます。青で印をつけたUpdateShippingCostをクリックすると、チェックアウト準備ができます。

 

このままProceedToCheckoutへ進めばペイパルかクレジットカードで決済ができます。決済画面は日本の通販方法と大して変わらないので割愛します。

 

因みにこの販売店は時折クーポンが発行されます。また、Facebookのグループに参加するとほんの少し割引してくれるクーポンが常時発行されているので、そこに参加するのも手です。また、時折ツイッターで大々的にクーポンコードとともに宣伝しています。この販売店ツイッターFacebookはフォローしておいた方がいいでしょう。筆者も大きなセールがあることに気が付いたらこのブログのツイッターでつぶやきます。一応、お知らせがあるときはメール送るよというニュースレターに登録しているのですが、一度もセールのお知らせが来たことがありません……

CouponCodeのadd couponをクリックすればクーポン入力欄が表示されますので、コピペするだけです。

 

また、一覧から選択するのが面倒であれば、検索もできます。

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青い矢印で示している虫メガネアイコンをクリックすると、サーチウィンドウが出てきますので、そこにStrawberryなどと入力すれば、この販売店が持っているStrawberryという名称の香料の一覧が出てきます。そこから目的の香料へ飛ぶこともできます。

 

トラブルが起こったら

自分で解決する以外ありません。英語は必須です。英語ができなければトラブルが起こった時には自力で解決することは諦めましょう。

基本的にメールで問い合わせをしますが、海外通販の場合、壊れていたり内容物が圧倒的に足りなかったり間違っていた場合などは電話をして「怒っているのではなく困っている」ことを伝える方が手っ取り早かったりします。金額が小さい場合は相手も対応しやすいので、メールで十分です。筆者は海外通販でちょっと金額が大きなミステイクだな……と思ったときにはメールをせずに直接電話をします。アマゾンが巨大な電話によるカスタマーサービス部門を抱えていることからも分かるように、海外では電話による問い合わせというのは非常に大きな意味を持っています。現在は無料通話ツールやインターネット電話など格安で電話をかける方法がありますので、もしもトラブルに巻き込まれた場合はサクっと電話してみましょう。こちらが怒っていないということが相手に伝わると、意外とあっさりと片付きますよ。

 

関税と税関による没収について

まず、商品が出荷された後に起こりえる関税の発生や没収については全て購入者、つまりあなたが責任を負うことになります。販売店に責任を転嫁することはできません。

アメリカの某有名Vape系販売サイトは、関税や税関での没収に関するトラブルを販売店へ問い合わせ、没収された分を返金しろというクレームをする客が増えたため、日本への発送を停止しました。その経緯をはっきりと記載したうえで、日本に住んでいる人とは一切取引をしないとサイトに明記してありました。

アイテム自体の価格や送料が安かったり、品ぞろえが良かったりする販売店を相手にこのようなトラブルは避けたいですね。

 

まず、個人輸入の関税については、日本の税関に到着して税関職員がパッケージを手にしたその時に設定されている為替レートが適用されます。基本的に個人輸入の場合は、16000円以下であれば非課税となりますが、それを超えた場合は徴収手数料(確か700円くらいだったはず)+日本の消費税が課税され、あなたの家の玄関口で請求されます。これは送料を含めた金額です。関税を支払いたくない場合は、16000円を超えないように、少し余裕をもって注文しましょう。

 

次に没収です。

ニコチンは一回の個人輸入で120mlまでの輸入が認められています。これは、ニコチンフリーベースだけではなく、例えばニコチンが3ml入っているEジュースを買った分も合算されます。これを超えると破棄されます。箱ごとなのか一部選択して該当物だけを破棄するかはよく知りません。一応、破棄するときには税関から電話がかかってくるはずですので、電話には出ましょう。交渉次第では箱ごと捨てられる……という事態は避けられるかもしれません。きちんと一回当たりの輸入量を守れば、何のトラブルもないはずです。実際に筆者も税関で開封されていましたが、内容物は香料のみでしたので、何の連絡もなく、開封しましたというステッカーが貼られたうえでリパックされて届けられました。

 

また、イギリスやアメリカの一部の州では大麻マリファナ)またはその成分を含む商品が普通に販売されています。アメリカでは確か通販はできないので問題ないのですが、イギリスでは普通にマリファナを含む商品をVapeで吸うことも問題がありませんので、多くのイギリスのVapeリキッドショップにはそういった商品が通販商品として普通に並んでいます。フレーバー以外の意味が分からない単語がついた商品を購入する際には必ずグーグル先生に尋ねて、日本国内で犯罪に該当するものではないことをきちんと確認してから購入してください。もちろん知らずに誤って購入した……などという言い訳は通じないでしょうし、Vapeを使っている筆者からすると、Vapeそのものが日本国内で禁止されるような状態に陥ることは切に避けてほしいと思っています。

 

香料を購入する2へ続く

 

※当サイトでは個人輸入に関するトラブルも含め、紹介したあらゆる商品とそれらの商品の使用について一切責任は負いかねます。不安がある場合やトラブルがあった場合には、製造元や販売店に直接お問い合わせください。また、法律は逐次変更されることもあります。輸入時には自分で該当する法律を確認して行ってください。