Vapeの初期費用
紙巻きたばこからVapeへの移行を考えていらっしゃる方も多いかと思いますが、Vape周辺のものをそろえるにはどうしても初期費用がかかってしまいます。
また、Vapeを無駄なく始めるにはVapeショップに一度行ってみるのが一番いいとも言いますが、近所にVapeショップがない、また店の雰囲気や客層が自分とは合わないと思う方もいらっしゃると思います。
そのためネットのみで情報収集をすることとし、初期費用がだいたいどのくらいかかるのかという観点から見てみましょう。
Vapeにはいろいろな吸い方があります。まずは自分がどんな吸い方でどんな場面で吸いたいかをよく考える必要があります。
価格の参考のために楽天のリンクを貼ります。
価格は海外通販などを自分で行えば、国内の半額~三分の一程度で買えるものも少なくありません。こちらも後で記述します(作業中)。
大きく分けてVapeにはMTLとDLがあります。
MTLとは、口の中にミストを一度貯めてから肺に入れて吸う方法です。アトマイザーで空気が入ってくる量を絞り、従来の紙巻きたばこの吸い方はほとんどの人がこれに当たります。少ないミストでちびちび吸います。
DLとは、直接深呼吸をするようにミストを肺に吸い込む方法で、ほとんど空気抵抗のないアトマイザーを使って「すうぅぅぅぅぅぅ」とミストを吸い込んで、大量のミストを吐き出します。いわゆる「爆煙」などと言われているタイプです。
動画などを見て、どちらが自分に向いているか確認してみるのもひとつですが、実際には自分で吸ってみないと分からないものです。
MTLとDLではコイル加える熱量が大きく違うため、リキッドの味も大きく変わります。このため、MTLのほうが電池もリキッドも長持ちしますが、ニコチン補給を考えている方は、MTLでは少し強めのニコチンをリキッドに加える必要があります。
また、MTLとDLでは吸い込む空気の量が違います。MTLを吸うときには少し力がいりますが、DLはスカスカで何かを「吸っている」という感触はなくなります。このとき吸い込みの力がどのくらい必要かどうかを「ドローが重い」、あるいは「ドローが軽い」と表現します。ドローが重いと吸い込みに力が必要で、ドローが軽いとスカスカになります。
蛇足ですが、自分がリキッドにニコチンを混ぜて吸いたいのか、フレーバーを楽しみたいか、その両方を見た痛いのかによっても変わってくるでしょう。MTLとDLでは、同じ割合のニコチンを混ぜたリキッドを吸っても満足感は大きく違います。ニコチンについてはあとで触れますので、こちら(作業中)をご覧ください。
POD型で始める
これがおそらく一番初期投資が少なくてすむでしょう。
毎週のように新商品が投入され、流行らなかった古い型はどんどん消えていきます。本体が正常に動くのに、交換PODが買えないなどといった事態も起こりえます。
また、本体(バッテリー)が小さく、長く持つものではないので、金額は少し厳しめに見積もります。
しかしながら最初の一台には選んでも無駄ではないと思います。
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例えば、今おそらく日本で売れている(人気がある)と思われるのはこれらです。
およそ3000円+リキッド代くらいで始められます。スペアのPODはデフォルトではついていないため、1か月は持たないと思います。もちろん追加でPODを注文しておけば、一か月程度のおためしができます。
使い方が分からず、うっかりリキッドがしみこむ前に吸ってしまってドライバーン(コイルを焦がしてしまうこと、ゲロまずでPODごと捨てるしかありません)を起こし、一度も吸わないうちに替えPODが必要になる場合もあるでしょう。また、筆者のように、「うわあああ、湯気が出てきたぁ……本当に吸っていいのかなぁ」なんて5秒ほど眺めているうちに焦がしてしまうこともあるかもしれません。
PODはランニングコストも重要な選択肢になります。(ただ本体が安いので、ランニングコストが高いと思った時点で本体をお蔵入りさせる、あるいは破棄するという選択肢もあります。
PODの価格は、だいたい2~3個入りで1000円ちょっと(海外通販の場合は600円~800円前後)です。
PODも種類が増えてきましたが、まだほとんどの商品がMTLです。
海外ではこのタイプの商品はニコチンフィーダーとも呼ばれ、禁煙を目的としたVapeへの移行の第一歩として、濃いめのニコチンソルト入りのリキッドでニコチンを摂取することを目的として作られています。そのため、味わいやミストの質などは二の次となっています。
※リキッド代が別途およそ2000円~3000円程度かかります。
AIOで始める
非常によく見かけるペン型です。PODでは物足りない、あるいは電子タバコの先入観から「これくらい」なんじゃない?と思う方が多いかと思います。ミストがたくさん出る型もあり、一気に選択肢が増えます。
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少し価格が上がりますね。
上が数年前からのロングセラー、二番目のものがここ半年以内に出たものです。Vapeは商品の入れ替わりが激しいので、数か月も待てば一気に値崩れ……ということも珍しくはありません。アトマイザーは小さなコイルを買ってその部分だけを取り換えます。なので思い切って安めの古い型を買うのも選択肢に入ってきます。
コイルはだいだい2週間~一か月もつといわれていますが、使い方やリキッドの選び方で大きく違うため、一概には言えません。
まず上の【メール便送料無料】【リキッド付】Joyetech eGo AIO 【新色】【日本語対訳マニュアル付】 ジョイテック スターターキット VAPE 電子タバコ セット 電子たばこですが、自分自身が一番最初に購入したこともあって、少々思い出補正が入っております。アマゾンで2000円で購入しました。
オリジナルのパッケージでは、本体(コイル装着済み)にくわえ、交換用コイルが一つついています。
MTLかDLかという区別はされていませんが、私はDLタイプだと感じます。MTLの吸い方で吸うと、スッカスカで「Vapeって何なの??」といった疑問がわくほどです。
下のGEEK VAPE FLINT AIO KIT 4色 vape X6 X7 X8J 電子たばこ EMILI 電子タバコ リキッド 禁煙グッズ エミリ e-cigsは、数か月前に出たもので、まだ価格も高いですね。サイズ感とデザインを見て買おうかとも思いましたが、自分のアトマイザーの好みがはっきりしてきたので見送りました。
これらのタイプの交換用コイルはだいたいが5個入りで700円~1000円程度です。もちろん海外通販であれば、300円~700円程度というのも珍しくありません。
上の商品のコイルは抵抗が低いため、下の商品よりミストが多く出るかと思われます。ミストの量とコイルの抵抗については別記事でお話しします。ミストの量が多い方が良ければ上を、少ない方が良ければ下をというくらいの認識でも大丈夫でしょう。
あとは見た目……持っていて楽しいかどうかも重要になってきますので、自分の見た目の好みを一番に考えてください。
初期費用は2000円~5000円程度、リキッド代が別途かかります。
BOX型で始める
ここからは選択肢が無限大に広がります。しかし一台目となると右も左もわからないため、アトマイザーとセットになったKitの購入をお勧めします。
価格を見てみましょう。
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上二つは、入門編の基礎中の基礎となっている「ピコ」と言われているものです。
海外通販をすると電池はついてきませんが、国内の入門機にはほとんどの場合電池がついてきます。電池は特殊なものが必要ですので、一台目は電池付き、あるいは電池内蔵型がいいでしょう。
Picoシリーズ、安いんです。国内でだいたい5~6000円。
そしてソフトウェアの入れ替えを行うことにより、Vape歴が長い人も使っていたりします。出力はさほど高くありませんが、初心者がいきなり75W以上の出力で遊ぶ……ということはなかなか難しいので、PODタイプの味の出方からペン型、BOXMODの一部の機能を体験できるものと言えると思います。
また、本体とアトマイザーがバラバラになります。
アトマイザーは自分が好きなものを選んで取り換えられるようになっています。Vapeで一番面白いのはおそらくアトマイザーで、一番お金がかかるのもアトマイザー(……電池とどっちが高いかな?)です。まずこの一台を持っていれば、ひととおりのVape体験が可能でしょう。ただし電池ホルダーの出っ張りがあるため、大きなアトマイザーは載りません。
また、BOX型とはいえ、付属のアトマイザーがコイル式のため、いきなりリキッドを入れて吸ってみるということが可能です。使い方を学習する必要がなく、ある程度慣れてから興味がわいたら多方面に手を出してみることも可能ですし、そこで満足であればそのまま使い続けることができるのも魅力の一つでしょう。
コイル代はペン型タイプとおおよそ同じくらいの価格です。
ミストはほとんど出ないようにすることもできますし、顔が見えなくなるほど真っ白になるほど出すこともできます。
一番下は毛色が違います。
こちらはニコチンソルトリキッド用の低出力MOD、ニコチンフィーダーのスコンカー付き機種になります。PODでは一日リキッドが持たない……ニコチンソルトリキッドしか吸わないけどにPODをいちいち買うのが面倒だという人向けですね。もしかしたら二台目以降にお勧めするべき商品かもしれません。電池内蔵型で、別途電池を購入する必要はありません。
手元にあるのであとで写真を上げたいのですが、いきなり自分でアトマイザーのコイルを巻かなければならないため、一緒にワイヤーを買っておく必要があります。※写真は公式から。
真ん中のぐるぐる巻きの針金をコイルと呼びます。これを自分で作って取り付けます。
……やはり一台目には向かないかな。いろいろ読んでみて決めてください。
予算は6000円前後、リキッド代が別途かかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Vapeを趣味として初めて見たい方、紙巻きからの移行を考えている方向けへ書いたつもりですが、価格として手を出しやすいものでしたでしょうか。
趣味になってしまうと、金食い虫になるものでもあるので、ある程度自分の目的にあった買い方が必要だと思います。
最初の一台目……おそらくこのあたりで片が付くと思います。