POD
Pod型のデバイスはとても小さく、女性でも握ってしまえば手の中に隠れてしまうほど小さなものがたくさんあります。一昔前のフラッシュメモリ(USBメモリ)と同じくらいの大きさ、あるいはライターより一回り大きい程度というと分かりやすいでしょうか。
これらの多くはリキッドを入れるタンクとバッテリーやそれを制御するための基盤が入った本体のふたつで成り立ちます。
このように、吸い口に見える部分とタンクが一体化しており、1~3ml程度のリキッドを入れて楽しむことができます。喫煙者が一番最初に興味を持つものはこのタイプかもしれません。
また、PODはMTLという吸い方が主流で、もともとの喫煙者が自然に行っている吸い方に近いといわれています。
この製品に限って言うと、出力を3段階に切り替えることができ、オートパフ(電源ボタンがなく、吸うだけで稼働)になっています。PODのコイルにはセラミックコイルが使用されており、従来のコイルより長持ちするとも言われています。
購入方法はさまざまで、海外からより安価に個人輸入することもできますが、まずはアマゾンの価格を参考にしてみてください。
メリット
・手入れの必要がほぼない
USBケーブルで充電し、リキッドをPODに入れるだけで吸うことができます。
・POD部分だけを取り換えられるので、手間がかからない。
・味が違うリキッドを入れたPODを複数持ち歩いて楽しめる。
・小型なので胸ポケットはもちろん、ジーンズの前ポケットに入れても目立たない。
・価格が安い。
デメリット
・別売りの交換PODを購入する必要があり、ランニングコストが高め。
・出力がほぼ固定されているので、煙量や味をカスタマイズできない。
・電池容量もPODも小さいため、一日持つかどうか微妙な部分がある。
・世界中でPODが流行しており、商品の回転が速いため、愛用していた製品のカートリッジが突然買えなくなる。
詳細、あるいは個人的感想
もう少し掘り下げてみましょう。
私が実際に持っているPODはこれです。
上で紹介したZEROシリーズはおそらく現在日本で一番人気があると思われる商品です。コイルがセラミックであり、味が良く、いがりにくく、漏れもないと評判です。
私がそんな人気機種ではなく、あえて選んだ理由は丸っこいデザインよりもこういったすっきりした形の方が好みであるということと、特殊なコイルを利用していないため、PODが安価であると思っていたからです。
が、やっぱりPOD交換によるランニングコストは少々高め…… 海外から購入してもやはり1000前後はしてしまいます。
一般的なPODの交換は、筆者が様々なブログを参考にした時点では「一か月に2~3回」とあったのですが、筆者の吸い方が荒いのか、濃いリキッドが好きなせいでガンクが早くついてしまったのか、もってせいぜい5日といったところでした。
この製品はわりとエアフローが重く、喫煙に近い感触を得ることができます。また、濃いリキッドを入れると甘くてとてもおいしい!
買ってすぐのころは一日中ポケットに入れてどこにでも持ち歩き、ことあるごとに吸っていました。もはや赤ん坊のおしゃぶりです。ただやはり容量が小さい、そして電池も小さいのは事実です。
自分の好みが確立した今では、筆者がPODシステムのVapeをおかわりすることは、利便性の観点からも味の観点からも、多分ないだろうと思っています。もちろん、ある程度ランニングコストがかかっても社会性の問題(喫煙者であるということがバレると非常に不利益を被る職業)で、何が何でもPODがいいとおっしゃる方が多いのも事実です。
筆者は喫煙者時代からそういった意味で非難される職業ではないため、Vapeを持っているということを知られることが職場での危機に直結するわけではないため、安易に自分のデメリットだけで損得勘定をしました。